この時期 ほかの草木と共に
勢いよく育つドクダミが花をつけます。
ドクダミを干してお茶に
焼酎に浸けてチンキにしています。
今や季節の手仕事のひとつとなりました。
厨で薬膳をはじめようとする方が受講する
『薬膳はじめて講座』では
いつもドクダミ茶を飲んでもらいその話から始まります。
『おばあさんがいつも作ってた!』
『昔!飲まされてた』←笑 美味しくなかったんだね。
という方もいれば
『ドクダミってどんな草?』という
馴染みのない方もいらっしゃいます。
大人になると美味しく感じるのか?
私の淹れ方がよいのか?
怖くて不味いといえないのか?笑笑
飲みやすい 美味しいと言ってくださるドクダミ茶。
オススメするのは
その効能。
貝原益軒が十の薬効があると言ったことから十薬と呼ばれるようになったというほど、
たくさんの効能があり、二千年以上前から胎毒下しや皮膚病の治療に広く愛用されてきました。
浄血、利尿、殺菌、毛細血管強化、緩下、止血
常用すると胃腸が丈夫になり、高血圧、動脈硬化、脳溢血の予防や治療に使っても有効です。
(東城百合子 薬草の自然療法)
ここ数年で実感としてドクダミの凄さを感じたのは
お茶よりも
焼酎で漬けて作るチンキです。
自分の体験ではムカデに刺された時にコットンにチンキを含ませ貼っておいたら、
数時間で痛みや腫れが消えたこと。
それ以来、虫刺されにはドクダミチンキ!と思っています。
お伝えした方々からも
毎年でる湿疹に塗ったら改善した。
長年とれなかった出来物が消えた。
薬でも治らなかった皮膚疾患が改善した。
…などなど
りある効果が聞こえてきて
益々、信者です。
ドクダミを知らない若い世代に
繋いでおかないと
せっかくある身近な自然の宝も
ただの『雑草』
雑草という名の草はない
牧野冨太郎先生のことば。